介護保険とは
介護保険とは、介護が必要になった場合に備えて加入する保険です。
介護保険は、国が運営する「公的介護保険」と民間が運営する「民間介護保険」に分かれます。
公的介護保険は、40歳以上の方は自動的に加入となり保険料を納め、介護が必要になったときに所定の介護サービスが受けられる制度です。
市区町村で要支援・要介護認定を受けた場合に、介護サービスを1割の自己負担で受けることができます。
一方、民間介護保険は、公的介護保険ではカバーできない費用を補填するために加入する保険です。
公的介護保険ではカバーできない費用としては、例えば公的介護保険の利用限度額を超える費用や、家事代行サービス費、介護施設サービスの居住費および食費などがあります。
介護状態になる割合
75歳以上では約4.3人に1人※、90歳以上では約1.4人に1人※が要介護認定を受けています。
人生100年時代ということを考えると、介護は決して他人事ではありません。
※内閣府の「平成30年版高齢社会白書」および厚生労働省の「介護給付費実態統計」を基に算定
介護にかかる費用はどのくらい?
介護にかかる費用の総額は平均で約500万円※です。
これは、公的介護保険を利用した上で、自己負担で支払わなければいけない金額です。
場合によっては、家族が負担することもあるかもしれません。
※生命保険文化センター「2021年度生命保険に関する全国実態調査」を基に算定
民間介護保険の必要性
介護にかかる費用のうち、公的介護保険で賄うことができない500万円部分については、
自分で用意しなければいけません。
自分自身で計画的に貯金をして備えるという方法もありますが、
いつ自分が介護が必要になるかはわからないというリスクがあります。
介護が必要になった際に備えて計画的にお金を用意できるようにするには、民間介護保険に加入しておくと安心です。